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?乳化分散したエマルジョン粒子は、粒径が大きいほど浮上速度が速く、かつ、粒子間同士の合着により浮上量が多く、乳化性能(乳化率)が悪くなる。
?海水中のエマルジョン粒子の粒径は30μm以下であれば、固形物に付着する量はほとんどない。
?水中油型エマルジョン粒子として安定した粒径は30μm以下で凝集、合着が少ない。
等の知見が得られた。
今後、スクリーニングした界面活性剤と溶剤等を種々組み合わせて試験を行うとともに、油種の系統別に適用できる高粘度油用の油処理剤として、実用化に向けて調査研究を進める予定である。
さらに、海洋生物への影響についても調査研究し、海洋に優しい負担の少ない油処理剤の開発を目指している。

 

 

 

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